研究課題/領域番号 |
15H06107
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
郷右近 英臣 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (10757777)
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研究期間 (年度) |
2015-08-28 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | リモートセンシング / 建物被害 / L-バンド / 津波 / 合成開口レーダ / TerraSAR-X / ALOS/PALSAR / 災害対応 |
研究実績の概要 |
2011年東北地方太平洋沖地震津波の被災地を対象とし,申請者自身がこれまでに開発してきたX-バンド合成開口レーダによる建物被害推計技術を発展させ,L-バンド合成開口レーダによる建物被害推計技術の開発を行った.また,Xバンドレーダによる建物被害把握技術の高度化を図るとともに,学会発表・論文投稿等を通じて,研究成果を社会へ発信した.
具体的には,被災前後のSAR画像により,(1)オブジェクトベース解析による津波被災地の建物被害把握手法の高精度化と半自動化,(2)L-バンド合成開口レーダによる津波被災地の建物流失棟数推計技術の開発の2種類の研究課題に取り組んだ.そして,(3)学会発表・論文投稿を通じて,これらの研究成果を社会へ発信した.
課題(1)では,昨年度までに開発してきたX-バンド合成開口レーダ画像のオブジェクトベース解析による建物被害推計手法をさらに発展させ.被害把握を高精度に行うための最適なパラメータの推定を行うとともに,ArcGISに搭載のモデルビルダーの機能を使用し,半自動的に被害推計を行うツールの開発に取り組んだ.課題(2)では,X-バンド合成開口レーダによる建物被害推計技術を発展させ,被災前後のL-バンド合成開口レーダ画像による変化抽出結果と,建物流失率の関係式を回帰分析により推定し,本推定式を用いたL-バンド合成開口レーダによる建物被害推計技術を開発した.解析に使用するパラメータの最適化についてはまだ課題があるものの,相関係数0.97と高い精度で流失棟数を推計できている事が確認されている.課題(3)では,これらの結果を学会・論文へ投稿する事により,研究成果を社会へ発信した.
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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