研究課題/領域番号 |
15H06127
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ナノ材料化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
塩足 亮隼 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 助教 (50755717)
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研究期間 (年度) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 原子間力顕微鏡 / 走査トンネル顕微鏡 / 表面科学 / 表面化学合成 / 表面合成 / 走査プローブ顕微鏡 / 表面・界面物性 / 単分子化学 / メカノケミストリー |
研究成果の概要 |
原子間力顕微鏡(AFM)を用いて、表面に吸着した分子の高空間分解能観察と、歪みによって誘起される化学反応の観測を行った。 一酸化炭素修飾探針によるAFM観察により、銅表面上に成長した水一次元鎖の内部の個々の水分子を可視化した。探針―試料間に働く力の精密測定によって、このAFM像は「酸素骨格」に相当していることを示した。 さらに、銅表面に吸着したアズレン誘導体分子について、表面吸着によってアズレン基が大きく歪むことを解消するために、加熱によってアズレン―フルバレン転位が起きることを明らかにした。この骨格転位反応は、有機合成では起こらず、表面上での歪みによって誘起される新規な反応であることを提示した。
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