研究課題
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光物性物理における数十年の懸案であった励起子ボースアインシュタイン凝縮について、実現、その性質についての解明を目指す実験を進めた。希釈冷凍機を用いた極低温実験において、励起子の1s-2p遷移を用いた誘導吸収測定(Lyman分光)を従来の発光測定と両立する系を実現した。両立した測定により、強励起時の励起子の空間分布の変化を取得すると共に強励起時の発光の特異な振る舞いを解析し、さらに従来凝縮体生成の障害になってきた非弾性散乱の散乱係数を測定した。また、吸収イメージングを用いた時間分解測定をすることに成功し、強励起時の励起子の空間ダイナミクスを得ることができるようになった。
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