研究課題
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グルタチオン(GSH)という生体における主たる抗酸化物質をターゲットとした蛍光プローブの開発を行った。既存のプローブの問題点解決のため可逆的な蛍光制御機構を有するFRET型の蛍光プローブQuicGSHシリーズを開発した。本プローブを用いたイメージングにより培養細胞内のGSHの定量に加え、過酸化水素負荷によるGSH低下及び回復の様子をリアルタイムに測定可能とするなど酸化ストレス耐性機構に関する新たな知見が得られた。本研究で得られた知見をもとにがん細胞の治療抵抗性のさらなる解明や治療への応用が期待される。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件)
Nature Chemistry
巻: 9 号: 3 ページ: 279-286
10.1038/nchem.2648