研究課題
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正確な細胞分裂制御は、細胞のがん化や悪性化を防ぐ観点からも、極めて重要な機能であるが、未だ不明な点が多い。本研究では、近年、様々ながん細胞において高発現していることが知られ、細胞内輸送制御因子でもある足場タンパク質JSAPの機能解析を通じ、細胞分裂制御機構の解明を試みた。その結果、HeLa細胞において、JSAPの高発現は、多核化などの核形態異常、細胞分裂期における中心体数の異常や多極紡錘体を引き起こし、それらはモータータンパク質であるキネシンとの結合を通して引き起こされたことから、細胞分裂制御機構において、JSAPは細胞内輸送制御を介して重要な役割を持つことを明らかにした。
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http://ganken.cri.kanazawa-u.ac.jp/yoshiokaHP/index.html