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抗PD-1抗体による抗腫瘍免疫応答の解明

研究課題

研究課題/領域番号 15H06331
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 免疫学
研究機関京都大学

研究代表者

茶本 健司  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50447041)

研究期間 (年度) 2015-08-28 – 2016-03-31
研究課題ステータス 完了 (2015年度)
配分額 *注記
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード腫瘍免疫 / PD-1 / 体液性免疫 / 細胞性免疫
研究実績の概要

がんの抗PD-1抗体治療の開発により、臨床試験での奏功率は約30%と劇的に向上したが、約70%の患者には依然大きな治療効果は見られない。なぜ抗PD-1抗体治療に不応答な患者がいるのか、その原因を解明するためには、なぜ抗PD-1抗体治療で癌が治るのか、を解明する必要がある。抗PD-1抗体による腫瘍増殖抑制には、CD8+ T細胞を中心とした細胞性免疫が重要性な役割を果たすことが近年明らかとなってきた。しかし、体液性免疫の役割はほとんどわかっていない。抗PD-1抗体治療における体液性免疫の役割を解明するため、本年度は動物モデルの最適化を行った。様々ながん(LLC, CT26, B16, MC38, EG7, Renca, WEHI3, MethA, Pan02)を遺伝的背景の異なるマウス(C57BL/6もしくはBALB/c)に接種し、 抗PD-1抗体の治療効果を比較した。その結果、C57BL/6マウスでは大腸癌MC38に対して、BALB/cではMethAに対して抗腫瘍効果が高かったので、これらの腫瘍を今後の実験に用いることを決定した。次に、CD8+ T細胞以外の免疫細胞の抗腫瘍効果における関与を検討するため、MC38を接種し、CD8+ T細胞を生体内から除去したのちに抗PD-1抗体治療を行った。その結果、抗腫瘍効果は減弱したが、CD8+ T細胞を除去しした無処置マウスの腫瘍増殖とCD8+ T細胞を除去しした抗PD-1抗体処置マウス比較すると、顕著な増殖抑制効果が見られた。このことは、体液性免疫等のCD8+ T細胞以外の細胞も腫瘍増殖抑制効果に貢献していることを示しており、B細胞・抗体を中心とした体液性免疫の関与を示唆している。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2015 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2015

すべて 図書 (1件) 産業財産権 (2件)

  • [図書] がん分子標的治療2015

    • 著者名/発表者名
      茶本健司
    • 総ページ数
      5
    • 出版者
      メディカルレビュー社
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [産業財産権] 免疫状態の活性化した被検者由来の液体試料の判別方法及びその利用2015

    • 発明者名
      本庶佑、茶本健司、後藤恵、宇賀仁
    • 権利者名
      本庶佑、茶本健司、後藤恵、宇賀仁
    • 産業財産権種類
      特許
    • 出願年月日
      2015-12-28
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [産業財産権] PD-1シグナル阻害剤の併用療法2015

    • 発明者名
      本庶佑、茶本健司
    • 権利者名
      本庶佑、茶本健司
    • 産業財産権種類
      特許
    • 出願年月日
      2015-12-07
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書

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公開日: 2015-08-26   更新日: 2017-01-06  

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