• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

フレキシブルセンサ向け有機ADC・メモリ・制御ロジックの薄膜シート統合技術開発

研究課題

研究課題/領域番号 15H06359
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 電子デバイス・電子機器
研究機関大阪大学

研究代表者

吉本 秀輔  大阪大学, 産業科学研究所, 助教 (80755463)

研究期間 (年度) 2015-08-28 – 2016-03-31
研究課題ステータス 完了 (2015年度)
配分額 *注記
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード有機トランジスタ / ウェアラブルセンサ / 発振器
研究実績の概要

本年度は,アナログ・デジタル変換器を始めとした要素回路技術開発を目標とし,プロセス及び回路の両面から研究開発を行った.まず,アナログ・デジタル変換器では,擬似CMOSインバータと呼ばれる,PMOSを4つ用いた構成を用いて電圧制御発振器を設計した.発振器が正常に動作するためには,各インバータのノイズマージンが確保されている事が重要となる.擬似CMOSインバータは,ゲインが高く,高いノイズマージンが得られ安定した動作が得られる.プロセスにおいては,アルミニウムを用いたゲート電極に対して溶液中でプラス電圧を印加することにより,超薄膜のアルミナ絶縁膜を形成するプロセスを確立することで,2Vと言った低電圧動作を実現した.本低電圧プロセスを用いることによって,ウェアラブルな薄膜フレキシブルセンサを実現する事が可能となった.設計した発振器は,入力した電圧によって,発振周波数を67%から100%まで制御出来る事を実測にて確認した.本発振器を用いることにより,入力電圧から発振周波数への時間変換,そして周波数カウントによって入力電圧をデジタル情報に変換することが出来た.メモリ回路の設計においては,実測データを元にしたシミュレーション検証を通して,回路の動作補正に必要なノイズマージンが確保できている事を確認出来た.ロジック回路設計においては,大規模回路設計に向け,簡易的なデザインルールチェックや,レイアウトの論理チェックルールを構築し,アナログ・デジタル変換器,メモリ回路,ロジック回路,の統合設計が可能となった.

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2015 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2016 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 18nm厚みのパリレン絶縁膜を用いた2V駆動有機トランジスタ2016

    • 著者名/発表者名
      近藤雅哉, 植村隆文, 松本孝典, 荒木徹平, 吉本秀輔, 関谷毅
    • 学会等名
      応用物理学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2016-03-19
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [学会発表] 有機トランジスタを用いた生体信号増幅回路の開発2016

    • 著者名/発表者名
      植村隆文, 松本孝典, 近藤雅哉, 根津俊一, 吉本秀輔, 荒木徹平, 笹井謙一, 新居知哉, 森井克行, 関谷毅
    • 学会等名
      応用物理学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2016-03-19
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [備考] 低電圧動作の有機半導体TFTとCuインク電極材料が進化

    • URL

      http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/040501450/?rt=nocnt

    • 関連する報告書
      2015 実績報告書

URL: 

公開日: 2015-08-26   更新日: 2017-01-06  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi