研究課題
研究活動スタート支援
ストレスが咀嚼機能にどのように影響するのかを明らかにするため、負の情動(例えば、期待はずれ時の感情)に関与することが知られている外側手綱核(LHb)から閉口運動を司る三叉神経中脳路核(Vmes)ニューロンへの投射様態を解明し、Vmesニューロンが伝達する咀嚼筋筋紡錘や歯根膜の感覚が惹起または修飾している咀嚼運動が、情動関連領野として注目され、負の情動に関わるLHbからの直接制御を受けていることが明らかになった。また、この投射経路を介して、ストレス負荷で惹起される「負の情動」によって賦活される様態が明らかとなり、ストレスが自律神経系を介して咀嚼に影響を与えている脳神経機構の一端が解明された。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件)
Brain Research
巻: 1630 ページ: 183197-183197
10.1016/j.brainres.2015.11.012