研究課題
研究活動スタート支援
交感神経遮断群および副交感神経遮断群ともに、リン酸投与後5分で血中副甲状腺ホルモン(PTH)濃度、血中リン濃度ともに有意な上昇を認めたが遮断薬による影響は見られなかった。次に、腸管でのリン吸収を阻害した結果、リン酸水溶液の胃内投与によるPTH初期分泌は消失した。さらに、リン酸投与によりリン酸再吸収を担うリン酸トランスポーターNpt2aタンパク質発現量が低下するが、迷走神経求心路遮断によりその低下が消失した。以上より、PTH初期分泌は腸管でリンを感知して迷走神経求心路を介して中枢神経へシグナル伝達、さらに中枢神経からの副甲状腺支配により腎臓のNpt2aタンパク質発現量に影響すると考えられた。
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