研究課題/領域番号 |
15H06463
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
原口 大輔 九州大学, 人文科学研究院, 専門研究員 (00756497)
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研究期間 (年度) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 華族 / 徳川家 / 旧幕臣 / 育英事業 / 徳川家達 / 河井弥八 / 日本史 / 教育史 / 静岡育英会 / 旧藩 / 徳川宗家 / 日本近現代史 |
研究成果の概要 |
本研究は、静岡育英会なる旧幕臣・静岡県の子弟を対象とした育英事業を分析することで、近現代日本における徳川宗家と旧幕臣、地域社会の関係を明らかにした。 旧幕臣同士の相互扶助のみとして始まった静岡育英会は、明治末期に会の運営が停滞した。そこで、育英会は旧藩主・徳川家達を総裁とし、会務の立て直しを図った。育英会は旧幕臣に限定せず広く静岡地域の子弟まで包摂し、県下に定着する育英事業へと発展した。その後、戦前において花開いた旧藩主と旧藩地域の繋がりは戦後に後退し、育英会は昭和38年に解散するに至ったが、形を変えつつ現在も静岡に密着した育英事業として今に残る。
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