研究課題
研究活動スタート支援
知覚－運動学習の達成には，大脳基底核の中心的な構造である線条体が重要である．近年，この学習の熟達段階に応じて，線条体内の学習関連領域が背内側および背外側領域の間で遷移することが報告されている．しかしながら，知覚－運動学習の獲得過程で生じる線条体内の神経活動のどのように遷移するかは殆ど分かっていない．本研究では，聴覚弁別課題学習中の異なる段階の脳活動パターンを小動物脳機能画像法により調べた．その結果，学習初期から中期にかけて背内側線条体の神経活動が増加し，学習後期では低下した．これらの結果は，感覚－運動学習が線条体内で生じる神経活動のパターンの動的シフトを引き起こすことを示唆する．
すべて 2017 2016
すべて 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)
