研究課題/領域番号 |
15H06551
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
今西 久幹 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 登録医 (10571276)
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研究協力者 |
鶴田 大輔 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (90382043)
Ralf Paus University of Manchester, Centre for Dermatology Research, Professor
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研究期間 (年度) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 原発性瘢痕性脱毛症 / 毛孔性扁平苔癬 / 上皮間葉転換 / 線維化 / 毛包上皮幹細胞 / PPARgアゴニスト |
研究成果の概要 |
毛孔性扁平苔癬(LPP)を含む原発性瘢痕性脱毛症は疼痛、炎症、浸出液、感染を伴う永久脱毛になる疾患であるため、QOLは著しく低下するが、発症メカニズムは明らかではなく、治療も症状緩和と増悪を止めることに留まっている。我々はLPP患者の毛包上皮幹細胞において上皮間葉転換が生じていることを示し、これがLPPの発症機序の一つであることを証明した。また毛器官培養で、毛包上皮幹細胞に上皮間葉転換マーカーの特徴的変化を発現させることができた。このモデルにPPAR gamma作動薬を投与することで上皮間葉転換マーカーの変化を阻止し、PPAR gamma作動薬がLPPの新規治療薬になりうることを示唆した。
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