研究課題/領域番号 |
15H06575
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 秀明大学 |
研究代表者 |
荒井 弘毅 秀明大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (30362594)
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研究期間 (年度) |
2015-08-28 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | Bidding-price / 除算型総合評価方式 / 工事成績評定 / 入札率 |
研究実績の概要 |
この研究は,公共調達の入札データを収集・整理し,それに基づいて事業者の行動特性を明らかにするとともに,地方創生の基盤構築のために必要不可欠な効果的な政策手法の提言を目的としている。学術的背景としては,入札データの定量分析は,これまで産業組織論・建設マネジメントでの談合発見手法の研究を含む入札に係る行動分析に関連する一連の研究の一環として位置付けることができる。地方創生が喫緊の課題とされる中で,これまでの研究成果・知見を生かして,地方ごとの特性を踏まえて入札データを定量的に分析・検討する必要性が高まっているという認識で,研究の着想が得られたものである。 工事の品質等を示す総合的な指標の一つである工事成績評定は,公共工事調達の出口評価として有用なものとされている。この研究では北陸地方整備局発注土木工事を受注した企業における請負工事成績評定の結果(平均値)を用いて,入札価格・落札価格と併せて分析することで,建設工事の品質と価格の関係性把握を試みた。具体的には,2006年度から2012年度までの北陸地方整備局の入札・落札率と工事成績評定のランキング上位の公表された数値との各年度ごとの関係を定式化して,コントロール変数を含めて推計を行った。結果として,入札率は工事成績評定と正の強く有意な関係を有していたが,落札率は有意な関係を有していなかった。また,2009年度まで(2008年度以前)の品質は2009年度の価格だけでなく,2006年度から2008年度までの価格や2010年度から2012年度までの価格のいずれとも正の有意な関係を有しているところが多かった。これに対して,2009年度以後の品質は価格と負の関係となっているところが多かった。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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