研究課題
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近年、イオウ原子が多数つながって生成された活性イオウ種(RSS)の存在が生体内で発見された。RSSは、優れた抗酸化作用を有しており、さらに内因性親電子物質の1つである8-ニトロ-cGMPを修飾することにより、様々な生理活性を引き起こすことが明らかとなった。本研究の結果、マウス脛骨の伸長にはRSSが必要であることが示唆された。また、マウス脛骨成長板軟骨における8-ニトロ-cGMPの局在も確認され、8-ニトロ-cGMPによる脛骨の伸長も認められた。これらの結果より、RSSは軟骨疾患に対する新規治療薬になり得ると示唆された。
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すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)