研究課題
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カカオ豆抽出物は、歯周病原細菌であるPorphyromonas gingivalis (P. g)のコラーゲン分解酵素産生抑制作用を有している事が報告されている。そこで、P. gに対するカカオ豆抽出物(CBPおよびPW-VE-R)の歯周病改善効果について検討を行った。CBPおよびPW-VE-RのどちらにもP. gに対する抗菌効果が認められ、P. gバイオフィルムに対しても明らかな殺菌効果が認められた。さらに、カカオ豆抽出物は、活性酸素種であるスーパーオキシドおよびヒドロキシルラジカルの消去能を有することが明らかとなった。以上から、カカオ豆抽出物は歯周組織破壊の改善効果を有することが示唆された。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) 産業財産権 (1件)
Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition
巻: 58 号: 1 ページ: 69-75
10.3164/jcbn.15-69
130005116629
日本歯科評論
巻: 75 ページ: 143-146