研究課題/領域番号 |
15H06712
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
浜村 和紀 愛知学院大学, 歯学部, 准教授 (00422767)
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研究期間 (年度) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 口腔扁平上皮癌 / 血液型抗原 / Lewis y / 糖タンパク質 / フコシルトランスフェラーゼ / EGFR / チロシンリン酸化 / 糖脂質 |
研究成果の概要 |
口腔扁平上皮癌において、血液型抗原Lewis yがEGF受容体(R)に付加され、EGFRのリン酸化を抑制し、悪性形質を減弱することを示した。そのメカニズムとして、EGFRに付加されたLewis yが、EGFRにあるEGF結合サイトを妨害し、その結果、EGFRの2量体形成が減少し、EGFRのリン酸化が減弱することが示された。また、Lewis yの発現低下により、癌細胞はEGF刺激により剥がれやすくなり、また、細胞外マトリックスへの接着能が低下する。このことより、癌細胞がより異なる部位へ移動しやすい環境をLewis yの発現低下が作り、癌細胞の悪性形質増強の一端を担っている可能性が示唆された。
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