研究成果の概要 |
本課題では核内受容体による複雑な転写制御機構を解明するため,核内受容体グルココルチコイド受容体 (GR) への相互作用分子の同定を試みた.プロテオーム解析のため, ChIP-MS 法および BioID 法を検討し, GRコンストラクトの発現および機能が良好であった BioID 法を採用した. BioID法により, GR と相互作用する分子をビオチン化タンパク質として検出した. タンパク質の精製効率が低く, 質量分析装置を用いた新規分子の同定には至らなかったが実験手法の基盤を構築した.
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