研究期間中においては、研究課題に即し、「高齢者介護」「デジタル・デバイド」及び「地元志向」が無業者の就業に向けた行動にどのような影響を及ぼすかを主に研究し、成果に関しては実際の刊行に至った。まず、無業者の就業に向けた行動を抑制する要因としての高齢者介護、逆に就業に向けた行動を促進する要因としてのPC/インターネットの利用に関しての総務省統計局『社会生活基本調査』特別集計データを利用した分析については、労働政策研究・研修機構より資料シリーズとして刊行された。また、「地元志向」が若年無業者の就業に向けた行動に及ぼす影響に関しては、インタビュー調査に基づく考察が、所属大学からの叢書として刊行された。
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