研究課題
研究活動スタート支援
本研究では、①エクソソームの物性-動態相関解析に基づく薬物送達カタログの作成、及び、②物性変化を極力伴わない薬物搭載手法の確立を通して、天然キャリアとしての性質を最大限活用したエクソソームDDS開発の有用性を示すことを目指した。①では、エクソソームの物性や動態の評価系を確立し、エクソソームの違いによりがん細胞に対する親和性が異なることを見出した。また、エクソソームのPET試験に必要な標識技術の開発にも成功し、高精度の体内動態評価に基づく物性-動態相関解析が可能な環境を整えた。②では、リポソームを用いた膜融合が、エクソソームへのsiRNA搭載と物性維持を両立する有用な戦略であることを見出した。
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