研究課題/領域番号 |
15H06868
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
島本 知英 国立研究開発法人理化学研究所, 脳科学総合研究センター, 研究員 (90755117)
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研究期間 (年度) |
2015-08-28 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 統合失調症 / 脂肪酸結合タンパク質 / 脂質 / 質量分析 |
研究実績の概要 |
統合失調症患者は、幻覚などの陽性症状、感情鈍麻などの陰性症状、認知機能の低下に悩まされる。その病因は不明だが、多くの研究により統合失調症の病理と脂肪酸との関連性が示唆されている。疎水性の脂肪酸がその機能を発揮する場所へ移行するためには、脂肪酸シャペロン「脂肪酸結合タンパク質(FABP)」が必須であり、脳型FABP (FABP7)の質的量的変化が精神疾患発症に関与する可能性を研究代表者はこれまでに見出している。そこで本研究では、精神疾患様行動異常を示すFabp7 KOマウスを疾患モデル動物とし、先進の質量分析法を駆使して、疾患に関与する脂質の同定を目指す。疾患関連脂質分子を同定できれば、「新規バイオマーカーの開発」や「脳の脂質恒常性という観点からの新たな病態機序の解明」への足掛かりとなる可能性が高い。 当該年度は、ヒトの思春期(統合失調症の発症時期)にあたる4週齢のマウスの脳の脂質の分布及び含量をイメージング質量分析法により解析した。その結果、統合失調症との関連が報告される脳領域(前頭葉、脳梁など)で特定の脂質分子の含量変化がみられた。今後、高速液体クロマトグラフ質量分析計を用いた解析により、変化がみられた脂質の分子構造決定を行う予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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