研究課題/領域番号 |
15H06870
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
浦出 美緒 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 助教 (40758223)
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研究期間 (年度) |
2015-08-28 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 小児看護 / 看護倫理 / 医療倫理 / 児童虐待 / 小児科 / 看護師 / 告知 / 看護師-家族関係 / 看護師―家族関係 / 混合研究 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、児童虐待に関わる病棟看護師が病棟にて児童の家族とどのような関係性を築くか、家族に対してどのような思いを抱えているのかを明らかにすることであった。これまでの先行研究をもとに質的システマティックレビューを行った結果、看護師は家族に対してアンビバレントな感情を持つことが明らかとなった。家族もケアの対象であると捉えると同時に、家族を責める感情も持ち、そのような陰性感情を抱いてしまう自分自身に対しても自責の念を感じていた。以上より、看護師が自身の感情をポジティブにとらえ、家族も含めた児童虐待対応を継続して担えるような仕組み作りが喫緊の課題である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
児童虐待は近年の社会問題であり、子どもの命に関わる重要なテーマである。子どもが虐待により医療介入が必要となった際、病棟で最も側にいる医療者は看護師である。看護師が子どもに寄り添うことは当然のことながら、家族に対しても看護を展開することで将来的に子どもの最善の環境を整えることも看護師の重要な役割である。 看護師が家族とどのように接しているか、その際どのような困難感を感じているかを明らかにしたことは、今後の病棟での児童虐待対応の一助となる。
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