研究課題
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X線天文衛星「ひとみ」(ASTRO-H)の開発試験、打ち上げ、軌道上における運用に携わり、世界で初めてX線マイクロカロリメータによる天体観測を実現した。また時刻較正を主導し50 μs以下の優れた相対時刻精度をもつことを示した。残念ながら2016年3月に衛星を喪失し、本研究で計画していたブラックホール天体の観測を行うには至らなかったものの、代替として「すざく」衛星のデータアーカイブを用いた系統的なブラックホール天体の解析を進めている。これにともない、X線時刻精度劣化を発見し、原因究明を行った。補正を施すことで、180 msまで劣化していた精度を1 ms程度まで改善できることを示した。
すべて 2017 2016
すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 5件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件)
The Astrophysical Journal
巻: 印刷中
The Astrophysical Journal Letters
巻: 837 号: 1 ページ: 15-23
10.3847/2041-8213/aa61fa
Proceedings of the SPIE
巻: Volume 9905 ページ: 99053U-99053U
10.1117/12.2234230
巻: 9905 ページ: 99053T-99053T
10.1117/12.2234222
Nature
巻: 535 号: 7610 ページ: 117-121
10.1038/nature18627