研究課題
研究活動スタート支援
海底地震計記録を用いて、南海トラフ海溝型巨大地震発生域のS波速度構造モデルを構築することを最終目的としている。海底地震計のS波記録は、海底付近の低速度層の影響を大きく受けている。本研究では、まず、既存の地震探査データに対して、スペクトル要素法を用いて理論地震波形を作成し、海底付近の構造に対するS波波形の感度を定量的に評価した。更に、Neighborhood algorithmを使った全波形インバージョンによる構造推定に向けて予備調査を行った。研究期間の後半は、本研究対象の海域で、2015年に発生した浅部低周波地震活動の海底地震計記録を解析し、沈み込み帯構造に対する震源分布を明らかにした。
すべて 2016 2015 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 6件)
Physics of the Earth and Planetary Interiors
巻: 256 ページ: 26-36
10.1016/j.pepi.2016.04.001