研究課題/領域番号 |
15J00604
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
スポーツ科学(A)
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
雨宮 怜 筑波大学, 人間総合科学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2016年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2015年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | マインドフルネス / スポーツ / アスリート / バーンアウト / パフォーマンス / 実力発揮 / 自己調整 |
研究実績の概要 |
スポーツ競技者が求める心理サポートの効果は、主にパフォーマンス発揮・向上であり、従来、一般的に広く行われている、健康の維持増進を目的とした心理サポートでは、対象者のニーズに答え切れておらず、結果的に必要な支援にスポーツ競技者が繋がりにくいことが指摘されている。そこで本研究では、スポーツ競技者のパフォーマンスとメンタルヘルスの双方にアプローチすることが可能であることが予想されるマインドフルネスに注目し、スポーツ競技者に対するマインドフルネスの役割について検討することを目的とした。以下にその成果をまとめる。 1.平成27年度から実施している縦断調査を継続し、スポーツ競技者のマインドフルネスがメンタルヘルスとパフォーマンスに対してどのように寄与するのかという点について、量的な検討を行った。その結果、スポーツ競技者のマインドフルネスがメンタルヘルスを調整すること、またマインドフルネスによって調整されたメンタルヘルスが客観的なパフォーマンス評価を予測することが明らかとなった。 2.1の研究から得られた知見をより実践現場に近い視点から解釈するために、混合研究法を参考に、1の研究によって得られた、変数間の関係性を示したモデルの質的な説明を試みた。その結果、マインドフルネスが高いスポーツ競技者は、自身の心理状態や身体の反応を情報として活用し、それによってメンタルヘルスやパフォーマンスを調整することが明らかとなった。 3.1および2の研究結果をもとに、スポーツ競技者に適応し、かつメンタルヘルスとパフォーマンスに対して効果が期待される支援法の枠組みについて検討を行った。具体的には、スポーツ場面において体験する身体感覚への気づきや意識を高めるワークの導入を行うことが、スポーツ競技者のメンタルヘルスやパフォーマンスに影響することが期待され、そのような枠組みによるマインドフルネス・プログラムを提唱した。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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