現在の研究状況に関して言えば、本人が作成した年次計画通りに遂行できていない。まず、5~6か月程度の長期型フィールドワークを行う予定であったが、辞退者の力不足で数回程度のフィールドワークしかできなかった。さらに学会発表を行えるだけのデータおよび考察力が欠けておりこの1年目で学会発表を行う事さえできなかった。先行研究が乏しい事もあり、対象言語の調査をうまく進める事ができなかった点も悔やまれる。しかしながら、当該方言を調査し続けた結果、従来の当該方言の先行研究では触れられてこなかった点が明らかになりつつあるということを強調したい。27年度に収集したデータを用い、福岡内の研究会等で精力的に発表していくつもりである。
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