研究課題/領域番号 |
15J00726
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
応用薬理学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
五反田 圭介 九州大学, 薬学府, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2016年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | Exosome / microRNA / BCRP / 薬物トランスポーター |
研究実績の概要 |
本研究では、多くの基質薬物を消化管管腔側に排出するBCRP発現量を抑制的に制御するmiR-328に着目し、基質薬物スルファサラジン (SASP) のAUCを指標に、消化管BCRP機能予測マーカーとしての消化管由来exosomal miR-328量の有用性評価を目的に研究を進めてきた。 本年度は、4つの検討を行った。まず、消化管組織内miR-328がBCRP発現量を抑制的に制御することを明示するため、空腸組織内miR-328とBCRP mRNA発現量を定量した。結果、両者に負の相関が認められ、空腸組織内でmiR-328がBCRP発現量を抑制的に制御することが示唆された。次に、exosomal miR-328量が細胞内miR-328発現量に依存することを明らかにするため、Caco-2細胞に内在性miR-328発現量を抑制するRNAを導入し、それぞれの定量を行った。結果、細胞内miR-328発現量低下に伴い、exosomal miR-328量は低下し、組織内miR-328発現量を反映することが示された。続いて、血漿中消化管由来exosome濃縮方法を確立するため、濃縮サンプルにおいて、消化管特異的なタンパク質が多く含有されるか否か検討した。結果、本方法の濃縮サンプルは、血漿中exosomeより消化管特異的なタンパク質を多く含有することが明らかとなった。最後に、SASP単回投与の臨床試験で得た血漿から消化管由来exosomal miR-328量を定量し、消化管BCRP機能の予測バイオマーカーとして有用か否かを評価した。AUCとの相関解析の結果、両者に正相関が認められた。この結果より、消化管由来exosomal miR-328は、血漿中exosomal miR-328と比較し、消化管BCRP機能の指標となるSASP AUCに対して、より精度の高いバイオマーカーであることが示唆された。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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