研究課題/領域番号 |
15J00810
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
酒多 穂波 京都大学, 理学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2016年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2015年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 意思決定 / 自発的随意運動 / 運動準備電位 / 事象関連fMRI / 自由意志 / 随意運動 / デフォルトモードネットワーク / 安静時fMRI |
研究実績の概要 |
ヒトの自由な意図が生じる際の神経基盤については、その発生源や背景的神経活動との関連など不明な点が多く、未だにその詳細は不明である。そこで本研究では、自由な意図に関する神経基盤の一端を解明することを目的とした。 昨年度の研究の結果から、引き続き実験をおこないデータ数を増やすことが必要であると判断し、今年度もfMRIを用いて、実験課題をおこなっている被験者の脳活動を計測した。実験課題は、自由なタイミングで運動をおこなう条件と、対照条件として呈示される視覚刺激に応じて運動をおこなう条件の2条件を実施し比較した。各脳領域における時系列データを調べたところ、複数の領域(補足運動野、楔前部、右の下頭頂小葉、右の中前頭回/下前頭回、島皮質、視覚野、聴覚野)において、自由なタイミングでおこなう運動に先行して徐々に増加するような神経活動が見られた。このような活動は、血流動態の遅れも考慮すると運動の約10秒前から始まっていた。したがって従来考えられていたよりも多くの領域が、早い段階から内因的な運動の発生に関与していることが分かった。これは ‘自由意志’の神経基盤にかんする研究に新たな視点をもたらす結果であると考えられる。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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