研究課題/領域番号 |
15J00839
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
スポーツ科学(A)
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
山元 康平 筑波大学, 人間総合科学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2016年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2015年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 陸上競技 / 400m走 / ペース配分 / 個人差 / トレーニング / コーチング |
研究実績の概要 |
平成28年度は,平成27年度までに明らかとなった400m走のレースパターンに関する横断的な知見と対比させながら,パフォーマンス向上に伴うレースパターンの変化について縦断的な検討を行った.400m走のパフォーマンスが向上する際,100-300m付近の走スピードおよび200-300m付近のステップ頻度の向上が生じることが示された.また,タイプ別の比較では,「後半型」は,レース前半から中盤における走スピードが,「前半型」は,レース中盤から後半における走スピードが,それぞれ向上していた.すなわち,レースパターンのタイプによって,パフォーマンス向上の際に生じるレースパターンの変化は異なり,タイプに応じたレース全体の中で相対的に劣る局面が改善される形でレースパターンが変化し,パフォーマンスが向上することが示された.また,パフォーマンスおよびレースパターンの変化と,その間の競技者の意識の変化やトレーニングコンセプトについて検討を行ったところ,競技者は,トレーニングの過程において,理想とするレースパターンや,その達成のための主観的なペース配分,技術,体力および戦術的なトレーニング方法を変化させており,その結果,レースパターンが変化することでパフォーマンスが向上することが示された. 本研究の結果から,400m走のレース分析によって個々のレースパターンの特徴を適切に評価することで,個々の競技者の特性に応じたテーラーメイド型コーチングを行うことが有効である可能性と,そのための基礎的な知見を示すことができた.一方で,当初の最終目的であったレースパターンのタイプ別のテーラーメイド型トレーニングを体系化するまでには至らなかった.本研究で示されたレースパターンおよび関連する諸要因のデータおよび事例を継続的に収集し,帰納的に理論構築することで,テーラーメイド型トレーニングモデルを体系化することが今後の課題である.
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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