研究課題
特別研究員奨励費
代謝応答に関連する内分泌系および神経系は日内変動を示す。そのため、異なる運動実施時間帯において代謝応答に違いが見られる可能性がある。しかしながら、朝と夕方の運動実施時間帯の相違が代謝関連指標および血中脂質に与える影響について不明な点が多い。我々は運動実施時間帯の違い一過性持久性運動時における代謝関連指標および血中脂質に及ぼす影響を検討し、夕方の一過性持久性運動が朝の一過性持久性運動と比較して脂質代謝亢進に影響を与える血中ホルモンの分泌が高まり、夕方の運動後の脂質分解を亢進することを明らかにした。一方、肥満の予防・改善の観点から考えると、異なる運動実施時間帯に行う長期間の持久性運動が代謝関連指標および血中脂質に及ぼす影響について検討する必要がある。異なる運動実施時間帯における長期間の持久性運動が代謝関連指標および血中脂質への影響を解明することは、より的確かつ効果の高い運動処方を考える上で極めて重要であると考えられる。そこで、我々は中年肥満男性31名(年齢47.5 ± 1.1歳、身長173 ± 0.8 cm、体重83.1 ± 1.6 kg、BMI 27.7 ± 0.4 kg/m2、体脂肪率26.7 ± 0.6 %、mean ± SE)を対象とし、3群【(朝運動群8名:8時~11時)、(夕方運動群12名:17時~20時)、(コントロール群11名:日常生活の維持)】に分けて朝と夕方の異なる運動実施時間帯における長期間の持久性運動が代謝応答に及ぼす影響について検討している。本研究は、介入前測定が終わったところであり、現在進行中である。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 4件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 3件)
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