研究課題/領域番号 |
15J01971
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
地理学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
石井 祐次 名古屋大学, 環境学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2017年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2016年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 氾濫原 / 泥炭 / 完新世 / 気候変動 / 蛇行 / 東アジア夏季モンスーン / 蛇行河川 / 泥炭層 |
研究実績の概要 |
肝属平野では7000~6000年前にクレバススプレイが放棄されて泥炭層が形成され始めたこと、そして霧島御池テフラ(Kr-M)の堆積前後に泥炭層の形成が中断したことを前年度までに明らかにした。本年度は、泥炭層の堆積が中断した前後において多数の放射性炭素年代値を測定した。その結果、約4000年前に泥炭層の形成が中断したことが明らかとなった。この中断は、東アジア夏季モンスーンの弱化にともなう降水量の低下と関連していると推測される。また、肝属川から遠い地点では約2000年前に泥炭層の形成が再開し、その他の地点では氾濫堆積が卓越して有機質泥層が形成されたことがわかった。これらの堆積環境の変化は、ラニーニャ的な環境への変化にともなう降水量の増加に起因している可能性がある。 また、肝属平野の例から、夏季モンスーンの弱化が生じる5600~3600年前以前に河成層のアグラデーションが広範囲にわたってほぼ停止している地域があることが明らかとなった。そのような氾濫原では一般的に、夏季モンスーンの弱化に対する河川活動の弱化を検出することは困難であろう。汎世界的な海水準上昇速度が低下した約7000年前以降から5600~3600年前までの河成層のアグラデーション速度を決定する要因として、上流域からの土砂供給量が多いことや上流側から供給される土砂が細粒であり自然堤防の上方への累重速度が緩やかであるといった、河川システムの内的な要因が重要であると推測された。
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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