研究課題/領域番号 |
15J01981
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
藤倉 崇晃 筑波大学, システム情報工学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2016年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 実験経済学 / マーケットマイクロストラクチャー / 仲介業者 / 文献的取引 / 仲介者 / 経済実験 / 最後通牒ゲーム / リスク回避 |
研究実績の概要 |
仲介業者は、仲買の買取価格と販売価格に差額を設定したり、仲介手数料を徴収したりして収入を得る。そのぶん仲介業者を通じた取引は割高になりやすく、もしも直接取引が可能なら仲介業者は不必要ではないかと直感的に思われるが、現実に直接取引が可能でも仲介業者は必要とされる。その理由として本研究では、1.不確実な直接取引のリスクを取引者が回避している、2.直接取引におけるモラルコスト(低品質な商品をそうと知らずに高品質として売ってしまう可能性へのストレス)を取引者が回避している、の2点について実験的に検証した。 1.については、昨年度に実験を行い既に結果を得ていた。リスク回避的な被験者もリスク選好的な被験者も仲介取引と直接取引で期待利得の高いほうを概ね選んだが、リスク回避的な被験者はリスク選好的な被験者に比べ、直接取引の取引成立確率を過小に見積もる傾向があり、それゆえに仲介取引を頻繁に選ぶ傾向があった。本年度はこうした結果の分析と論文化を進めた。29年度中の採択を目指している。 2.については、28年度中に実験を行い現時点で結果を得ているが、追加の実験を行う必要性など共同研究者間での話し合いを続けている。実験は28年6月から翌29年3月までの間に定期的に行い、200人規模の被験者に対して実施済みである。こちらについても29年度中の投稿と採択を目指している。 今後はエージェントシミュレーションなど計算機実験を用いてさらに研究を発展させる予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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