研究課題/領域番号 |
15J02016
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
安酸 香織 北海道大学, 文学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2017年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2016年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2015年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 近世ヨーロッパ史 / アルザス史 / 境界地域 / 紛争と秩序 / 対外関係 / 神聖ローマ帝国 / フランス王国 / シュトラースブルク司教 / エルザス(アルザス) / 近世国家形成 / 政治文化 / ウェストファリア条約 / 十帝国都市 / 近世国家論 / 紛争解決 |
研究実績の概要 |
本研究は、これまで近代国家形成史や一国史的な見方からフランス王国の一州として扱われてきたアルザスに、神聖ローマ帝国の視点を導入し、1648年以降のアルザス譲渡をめぐる紛争の分析を通して、その背後にある地域と国家の権力秩序を浮き彫りにすることを試みてきた。本年度は、アルザス譲渡をめぐって地域秩序が揺らぐなかで、アルザスの地域諸権力が王国と帝国においてどのように振る舞い、いかなる人的ネットワークを用い、どのように秩序の回復ないし構築を図ったのかを、シュトラースブルク司教を中心に考察した。 研究遂行のために、2017年1月から2018年9月まで、ストラスブール大学の客員研究員として海外実地研究を行った。その間、フランス、ドイツ、オーストリアの各文書館において史料調査を行い、フランス語、ドイツ語、ラテン語で書かれた複数の手稿文書を読み解くという作業を行った。 その研究成果に基づき、論文「1723年の皇帝宮廷におけるシュトラースブルク司教の授封」をフランス語で執筆し、パリ・ドイツ史研究所の雑誌『Francia』第45号(2018年8月刊行予定)に掲載が決まっている。この雑誌は、独仏英の三言語の論文が掲載される学際的で権威ある西洋史の雑誌であり、そこへの論文掲載は、本研究が海外において評価されている査証といえる。また、2018年5月にはわが国の西洋史学において最大の学会「日本西洋史学会大会」において、王権、皇帝権、地域諸権力が重なり合う境界地域の秩序について、口頭発表を行う予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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