本研究は、経験、推論、そして自然選択いう3つの角度から妄想の形成プロセスにアプローチし、そこから導かれる信念形成プロセス一般についての含意を探求することを研究目的としている。平成27年4月より慶應義塾大学文学部にて本研究プロジェクトを進め、その成果を書籍、雑誌論文および学会発表の形で公表してきた。 書籍はOxford University Press、Routledgeなどより、雑誌論文はSynthese、Erkenntnis、Philosophy Compassなどのジャーナルから出版、または、出版予定である。 また、国内外の学会やセミナーに積極的に足を運び、研究発表を行った。具体的には、第74回日本哲学会大会、カント・アーベント、2nd International Conference Natural Cognition: Rationality and Its Rivals、The Centre for Metaphysics and Mind Seminar at Leeds、Birmingham Work-In-Progress Seminar、Delusions Lunchtime Seminar at Birmingham、Tokyo Forum for Analytic Philosophy、Korean Society for Analytic Philosophy 2015 Spring Meetingにて口頭発表を行った。
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