研究課題/領域番号 |
15J03916
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
岩本 佳子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | オスマン帝国 / 奉仕者集団 / 遊牧民 / 税制 / ムカーター / 徴税請負 / バルカン半島 / 免税特権 |
研究実績の概要 |
「オスマン帝国の統治施策の分析を通じて、オスマン帝国において多民族・多宗教の諸集団が共存できた理由を解明する。特に、免税特権と引き換えに賦役や強制労働に従事した奉仕者集団に着目し、それらが地域社会や経済に与えた影響を解明する」という研究目的の達成のために、研究計画に基づき、本年度は、トルコ共和国、イスタンブルの首相府オスマン文書館、イスラーム研究所で2週間程度の史料調査を行った。 アナドル州およびルメリ州居住の奉仕者集団であるヤヤ、ミュセッレム、アクンジュなどを記録した租税台帳と財務や徴税に関する帳簿を閲覧し、そのデジタル複写データを取得した。その人口と居住地、支払う税の内容と額を解析し、それらが歴史的にどのように変遷してきたのかその解明に従事した。また、オスマン帝国中央の諸部局から発せられた勅令や命令の内容を記録した「枢機勅令簿」、「命令台帳」を調査、解読し、内容や宛先ごとに分類し、データベースを構築した。 研究成果は、2017年7月にブルガリア、ソフィア大学で開催された14th International Congress of Ottoman Social and Economic History (ICOSEH)の場で口頭発表”From Tax-Exempt to Tax-Payer: Yoruks and Musellems in the Post-Classical Ottoman Empire”を行い、公表した。また、5月に慶應義塾大学で開催際された第33回日本中東学会年次大会といった国内外の学会や研究会の場で積極的にその公開につとめた。さらに、研究成果を基に、日本イスラム協会会誌『イスラム世界』に日本語で論文を発表した。
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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