研究課題/領域番号 |
15J04335
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
川崎 義史 上智大学, 外国語学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 中近世スペイン語 / 中世スペイン語訳聖書 / 言語変化 / 計量言語学 / 計算言語学 / コーパス言語学 / 年代推定 / 場所推定 |
研究実績の概要 |
本年度の研究実績は以下の四点である: 1.中近世スペイン語古文書コーパスCODEA(Corpus de Documentos Espan/oles Anteriores a 1700)に含まれる文書の作成年代と作成場所を推定するアルゴリズムを完成させた。文献学的手法と工学的手法を融合させ,比較的小さい誤差で文書の作成年代・作成場所を推定することが可能となった。 2.中世スペイン語訳聖書コーパスBiblia Medievalのテキストデータ整理と語彙的変異の研究を行った。語彙的変異として注目したのは,スペイン語では通常単数形でのみ用いられるが,原典のヘブライ語では常に複数形で用いられる単語(たとえば,damim「血」やpenim「表面」などの,いわゆるplurare tantum)である。これらの単語が,中世スペイン語訳聖書で単数(sangre, faz)と複数(sangres, fazes)のどちらで現われるかを調査した。予備的調査では,聖書の翻訳時期や用いられた原典(ヘブライ語聖書・ラテン語聖書)により,単数形・複数形の出現頻度に大きな差異があることを確認している。 3.シミュレーション技法による言語変化の研究に関連する先行研究の調査,数理的基礎の習得を行った。また,先行研究では無視されている言語の内部構造(特に音韻的側面)のモデル化に取り組んだ。 4.言語データ分析を行うために必要となる計算言語学と自然言語処理の理論・技術を学んだ。研究成果は,国内・国際学会で口頭発表を行った。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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