研究課題/領域番号 |
15J06889
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
ソフトコンピューティング
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
古川 翔大 山口大学, 創成科学研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2016年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | スパースコーディング / 冠動脈プラーク / 部分空間法 / 一対他分類器 / 医療診断システム / IVUS / RF信号 |
研究実績の概要 |
急性心筋梗塞や不安定狭心症などの急性冠症候群の主な原因は,冠動脈内に形成されるプラークの破綻によって生じる血栓である.ヒトの冠動脈内に形成されるプラークは主に線維性,脂質性及び線維性脂質組織の 3 組織から構成される.プラーク破綻のリスクは,これらのプラークを構成する組織性状に大きく依存する.したがって,急性冠症候群を未然に防ぐためには,プラークの組織性状を高精度に同定し,その結果を診断に反映することが重要となる. 当該年度では,前年度に提案したスパースコーディングを用いた組織性状判別法を多クラス分類器へと発展させた手法を提案した.前年度に提案した手法では,スパースコーディングより得られるスパース特徴量を部分空間法により2クラスに分類する.しかしながら,部分空間法を単純に多クラス分類に用いた際に,識別率の大幅な低下が見られた.当該年度に提案した手法では,識別率の低下を抑制するために,ある組織とその他の組織を分類する 2 クラス分類器と,組織毎の分類を行う多クラス分類器を作成した.これらの 2 クラス分類器の識別結果の多数決により,プラークの組織性状判別を行った.ただし,得票数が同一であった場合には,3 クラス分類器の識別結果を用いた.ヒトの冠動脈から得られたデータに対して本提案手法を適用し,その有効性を確認した.また,提案手法を搭載した医療診断支援システムの開発にも着手し,そのプロトタイプを開発した.
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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