研究課題/領域番号 |
15J06965
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
下西 慶 京都大学, 情報学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2017年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2016年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2015年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 意思決定 / 注意 / 視線運動 / 統計的仮説検定 / 対話的支援 / 興味推定 / 興味のダイナミクス / 可視化 |
研究実績の概要 |
本研究では,ユーザがカタログコンテンツ上の複数候補の中から対象を選択する際の興味を「選択興味」と呼び,これをモデル化すると共に,ユーザの選択行動中の視線運動からその背後にある選択興味を推定することを通して,対話的にユーザの選択行動を支援することを目的とした.
前年度までに我々は,ユーザの選択興味を推定するための手法として,カタログコンテンツを閲覧する際のユーザの視線運動から,選択興味を表現する状態空間を構築し,その構築された状態空間の中で選択興味を推定する手法を提案してきた. 当該年度ではまず,既存の意思決定手法の1つとして知られる階層分析法と,提案した選択興味の状態空間の表現の関係性について整理した.そして,階層分析法のコンセプトを取り入れることで,ユーザの選択行動を対話的に支援する手法を提案し,実験参加者の協力のもと,提案する枠組みの効果を確認した. さらに,ユーザが対象を選択する際,ユーザは常に自らの選択興味が明確であるとは限らず,自らが何を求めているか曖昧な場合があるとの考えに基づき,ユーザの選択興味の曖昧さをモデル化した.この選択興味の曖昧さは,例えば選択の初期段階では自らの選択興味が定まっていない(曖昧さが大きい)が,最終段階では明確な選択興味となり(曖昧さが小さい)対象の選択を行う,というように時間的に変化することが考えられるため,この曖昧性の大きさを,その変化も含めて推定するための手法について提案し,学会にて発表を行うとともに,前年度までの成果と合わせて学位論文に纏めた.
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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