研究課題/領域番号 |
15J06975
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
臨床心理学
|
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
三宅 佑果 早稲田大学, 人間科学学術院, 特別研究員(DC2)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2016年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | 語意学習 / 対称律 / カテゴリ化 / 視覚 / fMRI / fMRI |
研究実績の概要 |
本研究は言葉の意味を理解する語意学習に関する基礎過程を明らかにするために行われた。特にAならばBを学習したのちBならばAを推論できる能力である対称律と、類似物体を視覚的にカテゴリ化する能力に注目した。研究1では対称律成立が語意学習に及ぼす影響を明らかにし、研究2では対称律成立要因として視覚的カテゴリ化能力があることを明らかにすることと、対称律成立によりカテゴリ化に関する脳活動の変化があることを明らかにすることを目標としていた。 結果として、研究1では対称律成立が語意学習に及ぼす影響を明らかにするため、対称律成立を確かめることのできる適当な課題を見つけ、今後の研究の足場を築くことができた。具体的には16~20カ月の乳児を対象に様々な実験を試みたところ、BoxGame課題(Luciano et al,. 2007)にて、他の課題では確認することのできなかった対称律成立者を2名確認できた。しかし本課題には2つの問題があった。1つ目は課題が難しすぎたことである。実験参加者と比較して対称律成立者は極端に少なかった。2つ目は課題の魅力度が低く課題遂行自体が困難だったことである。多くの実験参加者が課題に飽きてしまい、最後まで完遂できなかった。今後は課題をより容易にして実験を行う必要がある。 研究2では、対称律成立に必要な要因を自己エコーイックから類似物体のカテゴリ化に変え、2つの研究計画を作成した。1つめは対称律成立前後でカテゴリ化の方法に変化がないかを確かめる研究計画である。2つ目は対称律成立前後で知覚している視覚刺激が同じであっても、ネーミングすることによって脳活動レベルでの変化があるか否かを、脳活動をモデル化することで確かめる研究計画である。今後は、上記の研究計画を順次実施していく必要がある。 本研究の成果は、語意学習に関する基礎研究となり、語意学習が難しい幼児への知見と一つとなりうる。
|
現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|