研究課題/領域番号 |
15J07284
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
臨床心理学
|
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
光山 裕生 早稲田大学, 人間科学学術院, 特別研究員(DC2)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2016年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | アレキシサイミア / 安静時の脳活動 / 機能的接合 / サポートベクターマシン / ニューロフィードバックの展望 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、自己の感情認知障害と関わるパーソナリティである「アレキシサイミア」に対するNIRSを用いたニューロフィードバックシステムの開発であった。しかしながら、最終年度である28年度を終えた現在、その目的が達成できたとは言えない。これは、27年度に研究計画を変更したためである。 当初はアレキシサイミアの感情喚起時の脳活動に対してニューロフィードバックを行い、アレキシサイミアの感情認知障害を改善するという計画であった。しかしながら、アレキシサイミアの感情認知障害が、感情喚起時(感情刺激を受けた後)の脳機能障害によるものであるのか、安静時の脳機能障害によるものであるのか、また、そもそもアレキシサイミアは安静時に脳機能障害を持つのかについての検討はほとんどないことから、アレキシサイミアの安静時の脳活動について検討を行い、どちらの状態がより感情認知障害に関わっているかを精査した上でニューロフィードバックを行うべきであると考え、研究計画を変更した。 こういった経緯があり、28年度は、アレキシサイミアの安静時の脳活動と感情喚起刺激を受けた際の主観的な感情評価との関連を検討した。その結果、有意な差は認められなかったものの、アレキシサイミア傾向の高群と低群間で安静時の脳の機能的接合(Functional Connectivity)の差に大きな効果量が認められる箇所がいくつかあり、左の上側頭回と背側前頭前皮質の機能的接合がアレキシサイミア傾向高群のほうが低い可能性が示された。 サンプル数がまだ少なく、検出力が低いため、今後引き続き実験を行い、アレキシサイミアの安静時の脳機能障害について精査する予定である。その後、本研究の目的である、アレキシサイミアに対するニューロフィードバックシステムの開発を目指して、研究を進める。
|
現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|