研究課題/領域番号 |
15J07445
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
西郷 南海子 京都大学, 教育学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2017年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2016年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 美術 / 美術教育 / 民主主義 / 子ども / ジョン・デューイ / 北川民次 / 生き方としての民主主義 / 美的経験 / 教育哲学 / 美的経験と成長 / 子どもと大人の相互作用 / 生き方を問う哲学 / 実践哲学の現代的意義 / 大人と子どもの相互作用 / 終わりなき成長 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、ジョン・デューイの民主主義の根幹にある美的経験を、図工教科書『子どもの美術』(現代美術社、1980-95年)という具体的なフィールドに架橋することで、lifeを軸とした哲学と教育の融合研究を切り開くことである。 デューイにとってlifeとは、更新によって自己を維持するものである。それは個体が(世代交代によって)肉体的に更新していくだけでなく、社会が習慣や思想を更新していくことでもある。このひとつの実践の場として、1920年代から30年代にかけてデューイが精力を傾けたのがフィラデルフィアのバーンズ財団であった。財団では、人種や国籍を超えた作家による作品が、多様な人々に享受される場として構想された。この展示法に着目した論文「A.C.バーンズとデューイの協働 バーンズ財団における民主主義のヴィジョンについて」が『日本デューイ学会紀要』(2018年10月)に掲載された。ただし財団は一般公開された施設ではなかったため、その取り組みをデューイの主な美術教育実践とみなすことには限界がある。そこで、デューイの20-30年代の美術教育に関する考えを整理したのが『ジョン・デューイの「子ども中心主義」批判―子どもの表現活動をめぐるM.ノームバーグとの論争に着目して―』(京都大学教育学研究科紀要、2019年3月)である。 子どもの表現活動を、欲求の解放にとどめるのではなく、社会的連帯への構築へと結びつけようとするのがデューイの主張の特徴であるが、これは30年代アメリカのアーティストたちが取り組んでいた課題でもあった。その系譜に属する一人が北川民次である。北川はメキシコ野外美術学校で、視察に訪れるアメリカの進歩主義教育者たちと交流しながら独自の美術教育理論を構築していった。その思想は、戦後日本の創造美育運動へと発展し、80年代には『子どもの美術』編纂のひとつの軸となっていった。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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