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ERK MAPキナーゼの新規基質分子MCRIP1による脂肪細胞分化の制御

研究課題

研究課題/領域番号 15J07710
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 医化学一般
研究機関東京大学

研究代表者

WENG JANE SHIHCHIEN  東京大学, 新領域創成科学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2015-04-24 – 2017-03-31
研究課題ステータス 完了 (2016年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2016年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2015年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードERK MAPキナーゼ / MCRIP1 / CtBP / ERK
研究実績の概要

ERK MAPキナーゼ経路は細胞増殖や分化を制御するシグナル伝達システムである。ERKが様々な遺伝子の発現を亢進させることはよく知られているが、近年、特定の遺伝子発現を抑制する機能も併せ持つことが分かった。しかし、そのメカニズムや生理的意義は不明である。当研究室では、独自に開発したスクリーニング法を用いて、ERKの新規基質分子MCRIP1を同定することに成功した。これまでの結果から、MCRIP1が転写共役抑制因子CtBP の機能調節を介して、ERK依存的遺伝子発現抑制(ERK-induced gene silencing)に寄与することを明らかにした (Mol. Cell. (2015))。CtBPは、個体発生、分化、代謝等多くの生命現象の制御に関わることも知られている。そこで、個体レベルにおいてMCRIP1の生理機能を解明するため、MCRIP1遺伝子欠損マウスを樹立した。
本研究では、MCRIP1欠損マウスの表現型及びその分子メカニズムを同定することを目的として研究を行った。
MCRIP1遺伝子欠損マウスの表現型解析を行った結果から、MCRIP1は個体発生や特定の臓器の分化に重要な役割を果たしていることを見出した。また、MCRIP1欠損マウス新生児の全身組織を用いて、免疫組織染色による詳細な病理学的解析及び生化学実験を行った結果から、ホモ欠損マウスで観察された表現型の原因を特定した。さらに、MCRIP1による発現制御機構に関して分子レベルで解析を行い、MCRIP1がCtBPの機能調節を介して、特定の臓器において特異的に発現する分子の転写をエピジェネティックに制御していることを明らかにした。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2016 実績報告書
  • 2015 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] MCRIP1, an ERK substrate, mediates ERK-induced epigenetic gene silencing during epithelial-mesenchymal transition by regulating the co-repressor CtBP2015

    • 著者名/発表者名
      Kenji Ichikawa, Yuji Kubota, Takanori Nakamura, Jane S. Weng, Taichiro Tomida, Haruo Saito and Mutsuhiro Takekawa
    • 雑誌名

      Molecular Cell

      巻: 58 号: 1 ページ: 35-46

    • DOI

      10.1016/j.molcel.2015.01.023

    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] The functional analysis of a novel ERK substrate, MCRIP12015

    • 著者名/発表者名
      Jane S. Weng, 中村貴紀, 武川睦寛
    • 学会等名
      日本分子生物学会
    • 発表場所
      神戸ポートアイランド (兵庫県神戸市)
    • 年月日
      2015-12-01
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書

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公開日: 2015-11-26   更新日: 2024-03-26  

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