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長寿遺伝子をターゲットとしたアンチエイジング食品の開発とその機能性の分子基盤

研究課題

研究課題/領域番号 15J07800
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 食品科学
研究機関九州大学

研究代表者

原田 額郎  九州大学, 農学研究院, 助教

研究期間 (年度) 2015-04-24 – 2017-03-31
研究課題ステータス 完了 (2016年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2016年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2015年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードSIRT1 / b-カテニン / 乳酸菌 / 大腸ガン / sirt1 / 大腸がん
研究実績の概要

長寿遺伝子SIRT1の発現を増強する乳酸菌T2102株が示す結腸がん細胞の増殖抑制効果について、その分子基盤を明らかにするとともに、多面的解析及びin vivo解析を通じて、T2102株のがん抑制能を評価することを目的として研究を行った。分子基盤としては、SIRT1の下流因子であり、結腸がん細胞の増殖を促すβ-カテニン及びβ-カテニンの下流因子の一つで、テロメア伸長酵素であるテロメラーゼについてもヒトテロメラーゼ触媒サブユニット遺伝子(hTERT)を対象として調べ、T2102株が及ぼす大腸ガン由来細胞株の増殖抑制と細胞老化に関係性があることを明らかにした。また、多面的解析としては、DLD-1細胞の接触阻止能、軟寒天培地上でのコロニー形成能、及びヌードマウスに接種後の造腫瘍能について検証を行い、有意な効果があることを明らかににしている。本年度は、マウス試験におけるさらなる評価方法の構築ならびに抗老化関連遺伝子の発現変化やヌードマウスの再現性の確認を行った。まず、マウス試験であるが今後の指標として大腸ガンモデルマウスであるAPC-/-マウスを用い、その評価方法としてポリープ数の増減、腫瘍部位の切片組織を用いてβ-カテニンタンパク質の免疫染色法を行い、腫瘍形成能に対する効果について検証することとする。また、T2102株によるhTERT発現を抑制するps38 MAPKの発現量に対する効果について免疫染色法により検証を行った結果、T2102株によりp38の発現が増強する傾向が確認できた。さらに、ヌードマウスにおいて腫瘍抑制効果についての再現性の確認を行ったとともに、摘出した腫瘍部位からのタンパク質及びRNAの抽出について今後検討することとする。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2016 実績報告書
  • 2015 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Lactobacillus brevis T2102 suppresses the growth of colorectal cancer cells by activating SIRT1.2016

    • 著者名/発表者名
      Harada G., Pattarawat P., Ito K., Matsumoto T., Hasegawa T.
    • 雑誌名

      Journal of Functional Foods

      巻: 23 ページ: 444-452

    • DOI

      10.1016/j.jff.2016.01.016

    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] SIRT1増強乳酸菌T2102株による大腸がん抑制効果とその分子基盤2015

    • 著者名/発表者名
      原田 額郎、松本貴之、長谷川隆則、片倉喜範
    • 学会等名
      第38回 日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2015-12-01
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [学会発表] SIRT1活性化乳酸菌T2102株による大腸がん抑制効果とその分子基盤の解明2015

    • 著者名/発表者名
      原田 額郎、松本貴之、長谷川隆則、片倉喜範
    • 学会等名
      第11回 日本食品免疫学会 学術大会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2015-10-15
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [学会発表] SIRT1増強乳酸菌T2102株による大腸がん抑制とその分子基盤2015

    • 著者名/発表者名
      原田 額郎、佐藤三佳子、松本貴之、森松文毅、片倉喜範
    • 学会等名
      第15回日本抗加齢医学会総会
    • 発表場所
      福岡
    • 年月日
      2015-05-29
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [学会発表] Identification and functional analysis of anti-aging lactic acid bacteria2015

    • 著者名/発表者名
      Gakuro Harada, Takashi Matsumoto, Fumiki Morimatsu, Yoshinori Katakura
    • 学会等名
      12th Asian Congress of Nutrition.
    • 発表場所
      Yokohama
    • 年月日
      2015-05-14
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2015-11-26   更新日: 2024-03-26  

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