研究課題/領域番号 |
15J07916
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
農業環境・情報工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
三好 悠太 九州大学, 生物資源環境科学府, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2016年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2015年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 転流 / 光合成 / RIイメージング / 環境調節 / 施設園芸 / イチゴ |
研究実績の概要 |
植物生産において、葉から収穫対象器官への光合成産物の転流は、収量と品質に直接影響を及ぼす重要な生理的機能であり、転流動態に基づいた合理的な環境管理技術が求められている。当該年度の研究では、イチゴ植物を対象にして、転流を律速する光合成産物の葉から師管へのローディングおよび師管から収穫対象器官へのアンローディングの動態の評価法を確立し、転流動態に基づいた省資源型の環境管理技術の提案とその実証を行った。 まず、炭素の放射性同位体(11C)を用いたRIイメージング技術を駆使し、イチゴの葉から果実への光合成産物の転流動態の可視化と時空間連続評価を行った。得られた定量的情報に基づいて、膜輸送タンパク質(スクローストランスポーター)による能動輸送に支配される葉でのローディングと果実でのアンローディングの動態を表現する動的モデルを構築および同定し、主要な気象環境要素(気温、光強度、CO2濃度)と果実の生育ステージで変化する転流動態のモデルによる再現を試みた。転流動態に関するRIイメージングと動的モデルによる情報を基に、ローディングとアンローディングの器官に限定した局所的な気温、光強度およびCO2 濃度の省資源型管理システムを提案し、冬季のイチゴハウス栽培において生理生態的効果および省エネルギー効果について実証した。イチゴ生産における収量増加および品質上昇を実現しており、転流動態に基づいた省資源型環境管理による高収量高品質生産の実現の可能性を提示した。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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