研究課題/領域番号 |
15J08278
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
宮坂 まみ 京都大学, 教育学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2017年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2016年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | ADHD / 抑制機能 / 報酬 / 罰 / 反応抑制 / 金銭 / 非金銭 / フィードバック / AD/HD / 発達 / ASD / 報酬系機能 |
研究実績の概要 |
最終年度は各調査・実験について必要に応じて追加調査,追加実験を実施すると共に,成果を論文としてまとめた。 1. ADHD診断について:日本の心理臨床における自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder: ASD)の過剰診断の可能性を確認するために児童を取り巻く大人を対象として行った調査研究について,追加調査を実施した。本研究では,日本人のセラピストは,他の国のセラピストと比較してASDに敏感であり,ASDであると診断する可能性が高い。本研究は,文化的バイアスが臨床医のADHDとASDの診断に影響を与える可能性があることを示した。 2.抑制機能におよぼす報酬と罰の効果の発達的変化(1) 児童・青年の抑制機能に及ぼす報酬と罰の効果の発達的変化:発達障害や精神障害のない児童・青年における報酬と罰が抑制機能におよぼす影響の発達的な変化について行った行動実験について追加実験を実施し,再分析を行った。本研究は,報酬とフィードバックタイプの反応抑制に対する効果が発達的に異なることを示した。 3.抑制機能におよぼす報酬と罰の効果の発達的変化(2) ADHD診断のある児童・青年の抑制機能に及ぼす報酬と罰の効果の発達的変化:ADHDのある児童・青年の抑制機能に対する報酬と罰の効果を検討するため,ADHDのある児童・青年,および発達障害の診断も精神疾患の診断もない児童・青年を対象に行った行動実験について分析・考察し,学会発表を行った。本研究は,ADHDにおける反応抑制に対して,報酬ではなく罰の効果が統制群と異なる可能性を示した。また,ADHDと統制群の間の非金銭的フィードバックの効果の差異が青年期に現れる可能性が示された。
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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