研究課題/領域番号 |
15J08419
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
昆虫科学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
齋藤 康将 東京農工大学, 連合農学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2016年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2015年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 昆虫病理学 / バキュロウイルス / 核多角体病ウイルス / チャノコカクモンハマキ / 殺虫時間 / RNA-Seq |
研究実績の概要 |
本研究課題は、殺虫時間の大きく異なる2つの核多角体病ウイルス(AdhoNPVとAdorNPV)を比較することで、核多角体病ウイルスにおける殺虫時間決定機構を解明することを目的としている。採用初年度においては、研究計画における以下の3つの研究を遂行した。 『ウイルスの増殖速度の測定』ウイルス粒子を包埋する包埋体タンパク質遺伝子(polh)においてAdhoNPVとAdorNPVに共通なDNA配列を増幅するための定量-PCR用primerを作製した。本primerを用いた定量-PCRにより、ウイルス感染虫より経時的にウイルスDNAを検出した。その結果、殺虫時間の差が大きい条件下では殺虫時間が短いAdorNPVが殺虫時間の長いAdhoNPVよりもウイルス増殖速度が大きく、殺虫時間の差が小さい条件下では両ウイルスの増殖速度に差が見られないことが明らかとなった。 『エクダイソンの不活化活性酵素の調査』ウイルスによる宿主のエクダイソン不活化活性酵素(EGT)の遺伝子発現およびタンパク質分泌を調査した。まず、AdhoNPVとAdorNPVのEGTにおいて共通する領域をターゲットとしたPCR用primerおよびペプチド抗体を作製した。本primerを用いたRT-PCRおよび本ペプチド抗体を用いたウエスタンブロッティングの結果、AdhoNPVとAdorNPVのEGTの遺伝子発現時期およびEGT分泌のタイミングには差が見られないことが明らかとなった。 『トランスクリプトーム解析』次世代シーケンサーを用い、トランスクリプトーム解析(RNA-Seq)を行った。まず、AdhoNPVとAdorNPVに感染した宿主の遺伝子発現ライブラリを構築した。RNA-SeqによりAdhoNPVあるいはAdorNPVのORF発現を調査した結果、AdhoNPVとAdorNPVの全ORFの発現が確認された。さらに、Fisherの正確確率検定により、AdhoNPVあるいはAdorNPVにおいて特異的に発現量が高いORFが存在することが明らかとなった。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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