研究課題/領域番号 |
15J08594
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
森林科学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鳥居 正人 東京大学, 農学生命科学研究科, 特別研究員(PD)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | Raffaelea quercivora / 病原性 / 病原力 / ミズナラ / Leptographium属菌 / 分子系統 / 材変色 / 菌糸伸長 |
研究実績の概要 |
昨年度の研究により,日本を除く東・東南アジアにはブナ科樹木の萎凋病原菌Raffaelea quercivoraに近縁な未記載種が存在することが示唆された.そこで,その未記載種を含む東・東南アジア産のR. quercivora 類縁菌6菌株の病原性を評価することを目的とし,ミズナラ苗木に対する接種試験を行った.人工気象室内にて,各菌株をミズナラ苗木に多点あるいは1点接種し,多点接種では接種1ヵ月後までの枯死率を,1点接種では接種2週間後に通水が停止した非通水域の大きさを評価した.さらに,両接種で接種菌株の再分離試験を行った.また,これら菌株の病原力と比較するため,国内のブナ科樹木の萎凋病被害地で採取したR. quercivora 1菌株を同様に接種試験に供試した.その結果,各菌株を接種した苗木の43-100%で接種菌が再分離された.そのため,供試した外国産菌株はいずれもミズナラに定着可能であることが示唆された.R. quercivora接種区における枯死率は対照区に比べ,有意に高かったが,外国産菌株と対照区間には有意差は認められなかった.また,外国産1菌株とR. quercivora接種区における非通水域は,対照区よりも有意に大きく,その大きさは両菌株接種区で同程度であった.以上のことから,今回供試した外国産菌株はミズナラに対する病原性を有していない,あるいは有しているとしてもR. quercivoraの病原力と同程度であることが示唆された.
|
現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|