研究課題/領域番号 |
15J09552
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
思想史
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
肖 月 立命館大学, 文学研究科, 特別研究員(DC1)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2017年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2016年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2015年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
|
キーワード | 近世伊勢神道 / 近世化 / 度会延佳 / 龍熙近 / 与村弘正 / 神国観 / 朱子学 / 神代巻 / 龍煕近 / 伊勢神宮 / 中世日本紀 / 神仏習合 / 神道 / 神異記 / 王常月 / 道教 / 東アジア / 近世 |
研究実績の概要 |
2017年の研究活動は、博士論文の完成を目指して実行した。 2017年度の最初は、これまでの研究の成果を整理して、博士論文の問題関心、解決すべきところを決めた。次にすでに活字化にされた史料と長い間に蒐集し続けた国立国会図書館や神宮文庫の史料も活用し、度会延佳、龍熙近、そして彼らと同時代の与村弘正の研究成果を博士論文の第一章「もう一つの「日用神道」―龍熙近の神道」、第二章「人間の秩序と神道―度会延佳の神道」、第三章「祭祀・祈り・宗廟伊勢神宮の近世―与村弘正の神道」にした。 以上の2017年上半期は人物研究を中心に、彼らの神道思想をオーソドックスな方法での分析を経て論文化した。この分析によって、彼らがいかに新たな議論を展開していたのかを詳細に検討した。そしてこの人物研究によって、彼らの神道思想をなぜそのような形にとどまったのかの2017年後期の具体的な問題関心をも提起した。 2017年下半期は、前半期の研究成果の元に、最初に「近世伊勢神道」の歴史像の解明に取り掛かり、博士論文の第四章「伊勢神道の「近世化」再考―諸流との並存から自己の喪失の危機へ」にした。次に延佳・熙近・弘正の神道論が、以降どのような展開を遂げたのかという問題を第五章「伊勢神道における思想史的完成とその解体の兆しー伊勢神道論の一八世紀―」にした。 今年度の研究成果は、博士論文の完成と提出だけではなく、これまで「神道史」や「日本思想史」の研究を、近世東アジアの視野から捉え直し、また「日本の神道」という図式を突破する一つの可能性を提起したのである
|
現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|