研究課題/領域番号 |
15J09653
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
纓田 宗紀 東京大学, 人文社会系研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2017年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2016年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 教皇庁 / 教皇特使 / 枢機卿 / 公会議 / 十字軍 / ファミリアーレース / シトー会 / 教皇使節 / 代理人 / 教会会議 |
研究実績の概要 |
1.教皇特使の随行員と活動資金に関する研究:13世紀に教皇特使として活動した数名の枢機卿を対象として、枢機卿とその随行員が形成する教皇特使団としての側面をあきらかにすることを試みた。この成果は、2017年5月21日に日本西洋史学会大会(於:一橋大学)の自由論題報告において発表した。
2.中世教皇権と地方教会の関係に関する研究─教皇特使─:中世教皇権の拡大を地方教会と教皇庁との相互交渉の産物とみなす近年の欧米における研究潮流に沿い、事例研究の蓄積に貢献するべく、これまでの研究においては手薄だった東欧・北欧地域を対象に研究を進めた。北欧地域(とりわけデンマーク)、中東欧地域(とりわけオーストリア・ハンガリー)と教皇権の関係について、教皇特使の活動とそれを受け入れる聖俗有力者の対応を中心に調査した。北欧地域を対象とした調査の成果は、「中世教皇権とデンマーク─教皇特使グイドの活動を中心に─」と題する論文として投稿し、現在査読中である。
3.中世教皇権と地方教会の関係に関する研究─十字軍─:2.の調査の過程で、教皇庁が地方教会全体に課す聖地十字軍のための資金調達事業に注目することも、教皇権と北欧教会の関係の研究に有益であることがわかった。そこで、第二リヨン公会議(1274年)で決議された聖地十字軍のための十分の一税の徴収をデンマーク・スウェーデンで担当した徴税人の活動を追うことで、この事業を通じてみえる教皇権と地方教会の関係の変化をあきらかにすることを試みた。この成果は、「教皇権と北欧─聖地援助金徴収事業に着目して─(仮)」と題する論文にまとめ、現在企画進行中の論文集の編者に提出した。
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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