研究課題/領域番号 |
15J10106
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
持続可能システム
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
鈴木 陽大 弘前大学, 理工学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2017年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2016年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 地熱 / 青森 / むつ燧岳 / pH / 貯留層 / 同位体 / 温泉 / 安定同位体 / 地質 / 断層 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は本州北端燧岳地熱地域において,熱,貯留層,水からなる“地熱の三要素”を明らかにし,地熱開発促進に貢献することである。これまでの研究によって,熱源が存在することは推定できているため,最終年度にあたる3年度目は,地熱の三要素のうちの “貯留層”と“水”の存在位置を推定するための新地熱資源探査手法である「ストリームpHマッピング法」の提唱を行った。 天然の地熱資源を利用する地熱開発において,地熱資源位置の把握は極めて重要であるが,地下に存在する地熱資源位置を地表面から把握することは難しく,現時点で確実に地熱資源位置を把握することができる地熱資源探査手法は存在しない。そのため,地表面で多くの時間や費用をかけて調査を実施したとしても,地熱調査井を掘削した結果,地熱資源が得られず,地熱発電所建設に至らないこともある。そのような高い開発リスクが,地熱開発促進を阻む大きな障壁の一つと考えられている。したがって,短期間かつ低コストで地熱資源位置を推定する新しい地熱資源探査手法の提唱が地熱開発リスクを下げ,地熱開発促進に貢献する一つの方法であると考えられる。 本研究で提唱された新地熱資源探査手法としての「ストリームpHマッピング法」は,調査地域において地表水(沢水,湧水等)のpHを稠密に測定し,作成された分布図から地熱開発に適した地熱資源位置の推定を試みる手法であり,従来の地熱資源探査手法と異なり低コストかつ短時間で完了するという優位性を持つ。本研究では,対象地域に選定した本州北端燧岳地熱地域において3年間に渡ってフィールド調査を実施し,75地点でpHを測定し分布図を作成した。その結果,「ストリームpHマッピング法」が新しい地熱資源探査手法になりうることを示し,査読付き国際誌論文等を通じてその基本的概念を提唱した。
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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