研究課題/領域番号 |
15J10187
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
堀 兼大朗 中京大学, 社会学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2015-04-24 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2016年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2015年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 自閉症者の母親 / 障害者差別 / 障害への無理解 / 子どもの障害の開示・秘匿 / 母親の責任 / 障害の啓発 / 自閉症スペクトラム障害 / 自閉症スペクトラム障害の母親 / 排除 / スティグマ / 主観的被差別感 / 障害の秘匿 |
研究実績の概要 |
2016年度は、「博士論文」「2本の査読付き論文」「1本の紀要論文」「雑誌連載」の執筆、および、「学会発表」「発達障害の啓発セミナーの公演」を遂行することができた。 博士論文は、自閉症者の母親の様々な他者とのやり取りを踏まえたうえで、彼女らによる子どもの障害の開示・秘匿の実践について明らかにした。本稿を通じて、近年、啓発活動が進む一方、差別的側面が看過されている自閉症者に関する差別の実態と経験の一端に光を当てることができた。 査読付き論文の1本目は、東海社会学会の学会誌に掲載された。自閉症者の母親が、公共空間で子どもの行為が人々に注目される場面で、子どもを管理する責任をどのように感じるのか、その責任感に基づき、いかにして子どもの管理を行うのかを明らかにした論文である。査読付き論文の2本目は、日本保健医療社会学会の学会誌に掲載された。自閉症者の母親が子どもの障害を開示することへの抵抗感を規定する要因について、インタビュー調査とアンケート調査を組み合わせた混合研究法から明らかにした論文である。また、査読無し論文として、報告者の所属機関にある紀要雑誌に、紀要論文を1本掲載することができた。発達障害関連の雑誌にて、自閉症に関する差別の実態、啓発活動、発達障害を持つ子どもが学校という場において持つ本音(1000名分)の分析結果について論じた記事を2回にわたって連載した。 加えて、第9回東海社会学会にて、自閉症を持つ子どもを普通学級に在籍させる母親の被差別をめぐる他者とのやり取りについて報告した。 また、アウトリーチ活動として、親・教師・支援者を対象とした発達障害の啓発セミナーでの公演も経験することができた。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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